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ニッシーの「どハマり海遊び」 水中マスク 傷取り物語

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アマゾンのCMに視度調整式の眼鏡が出てた。ネジを回すと焦点距離が変化し、1本の眼鏡でどこでも見やすくなるという商品。そんな眼鏡が水面下で使えたらなぁ。

何が言いたいかって、おじさん世代ではローガンズと云われる仲間意識が生まれるほど、視力低下によってファインダー像からピントなんかを判断出来なくなって、水中撮影から遠ざかる人が多い。それは遠近の眼鏡を掛け替えることができない水面下で、快適に視力補正してくれるマスクは無いに等しいからだと思う。

ダイビングで水中マスクとは、いわゆる水中メガネのことを指すんだけど、視力補正機能は時代遅れかな。遠近両用など補正レンズがあることにはあるが、今だに35万円。遠くは上側、近くは下側とレンズの見るポイントを変えないと遠近調整できないのは水中マスクで使いにくいのに、この値段は納得できないのであります。オートフォーカスな水中マスクが開発されないかなぁ。

さて、自分のマスクは眼鏡専門店で視力検査した近視、乱視補正のオーダーレンズを入れたモノ。こんなんでも25年前で3万ほど費やした。当時よりも視力は落ちているのでしっかりは合っていないが、乱視は抑えられているので何とか使えている。難点言えば、長年使用での傷や取れないシミが全体について見えにくくなっているところ。ダイバーが水面下で良好な視界を得られるかどうかは、そのダイビングの楽しさ、快適度に影響する重要な部分であり、せっかくの綺麗なレア生物に一期一会なダイブだったら悔やみきれないだろう。

海水浴で見かける子供達が、行きしなに買ってもらった水中マスクをそのままつけて海に潜り、思いっきりレンズが曇ったまま「スッゲー綺麗な海だよ」とニッコリしている場面に遭遇すると、思わずマスクメンテナンスの方法を教えてあげたくなる。ホントはもっともっとキレイなんだよ〜って。

で、ユクサプライベートビーチを堪能、マクロ目撮影する目標を遂行にあたり、ファインダー像がハッキリ見えるかどうかは重要ポイントなんだけど、水中マスクのレンズは掃除をサボった浴室の鏡と化している。これまで何度となくコンパウンドやウロコ取りなど使用しての荒療治を繰り返したが綺麗にならなかったまま諦めていた。

レンズ交換するには予算無いし、なんか良いモノないかなーと検索してたら「あった❕🌟これやっ!」。車のガラスのワイパー傷なんかを研磨して綺麗にするというケミカル商品みっけ!

 

さっそく自動車工具専門店に行ったが売ってなくて、隣のオートバックスさんには普通に売っててびっくり「酸化セリウム」。これに望みをかけるのだ。

 

 

 

施術のためフレーム外してバラバラに。汚いねぇ。

 

 

 

施工前 海水がお日様で焼き付いたり、サンゴや石などで大小のキズついたレンズ。ムラになって透明感なし。

 

 

 

水かけて酸化セリウムの粉を付けたパットで磨く。ひたすら磨くこと約15分。

 

 

 

施工後 「なんとゆーことでしょう」爪が引っ掛かるような傷は取れないけど、ヘアラインやこれまで落ちなかった曇りは無くなりスッキリ!こりゃイイですよ♪(左は磨く前のレンズ) 右側の大きな傷はレンズ外側なので水中ではあまり見えないからオッケー。

 

 

 

スカートやフレームの隅々まで掃除して組み直して完成〜❗️

 

この透明感はフロントガラスに積もった桜島の灰をホースでイッキ流しした時のスッキリ感に近い感激。

ポリッシャーなど電動工具でやればもっと綺麗になるかもね。

今回の費用1400円也でしたっ。

 

 

 

楽園行きの水上飛行機着水。ブレブレの撮影がフツーの時代。この頃ジンバル付きカメラあったらなぁ…。(音量注意!)