ニッシーの「どハマり海遊び」水中 望遠マクロレンズ編 | ユクサおおすみ海の学校 スタッフブログ|学校に泊まる 鹿児島の体験型宿泊施設|合宿|研修|キャンプ|修学旅行
ユクサおおすみ海の学校

スタッフブログ

ニッシーの「どハマり海遊び」水中 望遠マクロレンズ編

スタッフブログ | 

こんにちは、スタッフのニッシーです。

「海遊び」をテーマに、自分らしく楽しんでいるコトを幅広く書いていきます。呆れるほどオタクな内容もありますが、ユクサ前ビーチの魅力発信に繋げ、もっと海を大事にしよう、と思って頂けたら嬉しいです。

 

自分が小学生の頃だったか、理科の先生に「何度も使えるフィルムを作ったらノーベル賞だ」と聞いたのも今は昔、現代のデジカメ、いやスマホのカメラ機能はフィルムの画質を超えるまでになりましたね。鉄腕アトム世代にゃ、技術の進歩が早過ぎてついていけません〜。

自分が水中写真なるものに「どハマり」したのは30年前くらいから。当時、低感度36枚撮りリバーサルフィルムが1本1000円前後、現像代が800円くらいだったのは懐かしい記憶。計算するとシャッター1回カシャッで50円!。フィルム交換が出来ない水中ならではの一球入魂よろしく、その一瞬のシャッターチャンスに真剣勝負で投資を重ねておりました。(おー懐かしい、と感じる方はそれなりのお年頃かと察します)

でもって現像しないとわからない撮影結果、カメラ屋さんのカウンターでフィルム確認のため、ホルダーからチラッと見る👀画像に高揚と落胆ごちゃ混ぜしつつ帰宅、ビューワーとルーペでガン見の沈黙を繰り返したのも今思えば楽しかったなー。

今回はそのフィルム時代に作った自分のWEBページから引用、200ミリマクロ撮影機材の改造製作の模様です。長いので2回に分けてブログアップしますね。

ちなみにこの200ミリマクロは小さな被写体を少し離れた所から等倍サイズで接写するためのモノ。お魚さんから見れば、怪しいカメラ抱えた人間が迫ってくるので、ある一定距離になれば逃げてしまうから、被写体との距離を保ちながら大きく撮るためにあるのであります。(このレンズの等倍撮影距離は50cm)

17年位前、当時ボケ味にも優れた望遠マクロ機材が欲しくて、一部中古部品を用いて改造した内容ですが、興味のある方は最後まで見てね〜。ノスタルジィなフィルムカメラが出てきます。

Ai AF Micro Nikkor ED 200mm F4D(IF) NEXUS F4PRO 装着改造記

やっとこさ手に入れたニコンの200mmマイクロレンズ。今使っているテレコンの暗さと100ミリマクロの中途半端なボケ具合に少々物足りなくなり、いつかは欲しいと思っていた。しかし新品で買えるほど予算はないので、ずーっと中古のオークションをチェックしていたらある日突然、手が届きそうな掘り出し物を発見。商品説明画像が暗く、接眼レンズに微細な「拭き傷」があるとの記載があって、高値は付きにくそうなレンズであった。接眼レンズの傷は、その状態によっては写りに致命的な影響があると言われるものの、出品者の「写りに問題はない」とのコメントを信じて落札。もう一人の入札者もあまり高値をつけていなかったようで、勝負は格安でついちゃったのでした。
レンズが届くやいなや、「接眼レンズの微細な拭き傷」をチェックしたのはいうまでもありません。ところが、目を凝らしていくら見ても傷は見えませず。「うーん」、こうなったら意地でも見つけてやる、と照明当ててルーペで見てやっと発見。「写り」に影響しようがないほど微細でわずかなヘアラインでした。こりゃーラッキー!。付属のケースも新品同様、取り説も完備されていて満足の買い物。

さて、ニコン200mmマイクロレンズは三脚座が装備されており、取り外しは出来ないタイプ。ハウジングに収めるためには、サービスセンターで重修理料金を払って三脚座の取り外しをしてもらわないとダメ(ポート内部に当たり入らない)なのだが、外す工賃だけで1.5~2万円近くかかってしまうのだ。陸上撮影ではぜひとも三脚座がほしいレンズだし、元に戻すにもまた同じ料金がかかってしまうし、水中専用ではもったいないし….。あちこちのホームページで何かいい方法がないか探し回ったり、水中カメラに詳しいショップに問い合わせてみたりしたけれど「お気持ちは察しますが三脚座は取り外してご使用ください」とつれない返事。
半分あきらめたが、陸上で三脚にセットし撮影してみると安定感半端なく、やはり台座を外すのは忍びない。ブレが当たり前の望遠マクロレンズ、陸では三脚が必須なので、縦アングルにカメラを回すたび、きっと後悔するであろう。えーい、こうなったらなんとか自力でこの問題を乗り切ってやるぜ!

実際、どの程度ポートと三脚座のクリアランスが問題になるのか、手持ちのマクロ100mmレンズ用のテレコン延長ポートで試してみると、ほんの1ミリ程度三脚座がジャマになるだけのようだ。なんだ、これくらいならヤスリで削れば大丈夫じゃん。なんとかなりそうである。
で、200mmレンズ装着には、さらに専用延長ポートを購入しなくてはならない。メーカーからは延長ポートのセットが販売されていて「ポートエクステンションNAF200S」は単なる筒に見えるが、これまた¥34,650のシロモノ……。改造失敗はできない金額である。そこでまた中古なら、と思うが、そうそうたくさん出回っていない製品のため、簡単にオークションでは出てくるはずがない。夜な夜な水中カメラショップのページを見ていたら、なんとありました、ちょこっとしか使っていない中古の延長ポート。横浜のダイブショップ「テール」さんの中古コーナーに9800円で並んでおりまして、即刻注文。他にフォーカスギアとレンズサポーターなる必要部品は新品で頼むことになったけど、合計で新品ポートの半額ちょいで入手できたのだ。失敗しても悲しさは半分で済む、はずです。(AFは使わないので、AF/MF切り替えモードギアは装備せず。)

※ここまでを解説しますと、一眼レフカメラに望遠マクロレンズをつけて水中ハウジングに収まる改造を、中古部品を使ってやったというようなことを書いております。高価なレンズの三脚座を壊さずに陸でも水中でも使えるようにと欲張ったのであります。

次回に続く。