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【スタッフインタビュー】縁あって辿り着いたユクサで、地域の人々と手を組み楽しく働く/マネージャー繁昌孝充

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度々お知らせしている通り、ユクサでは一緒に働く仲間を絶賛大募集中!
詳しくは別記事でお知らせしていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
スタッフ(社員・フルタイム)募集のお知らせ

さてさて、今回はユクサでマネージャーとして奮闘する繁昌さんに
ユクサで働くきっかけや、普段どんなお仕事をしているのかインタビューしてみました!

ユクサのことをもっと身近に感じでいただいたり
ユクサの仕事に興味を持つきっかけになると嬉しいです♪


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Profile
繁昌 孝充(はんじょうたかみつ)
ユクサおおすみ海の学校 マネージャー
1985年 神奈川生まれ
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―神奈川出身とのことですが、これまでの職歴などを教えてください。

大阪で幼少期まで過ごして、中学の頃に神奈川に転居しました。ヘアメイクの世界に興味があったので美容専門学校に進学し、初めての就職は東京で舞台関係の仕事をしていました。もともとアウトドアが好きだったのですが、舞台関係の仕事は部屋に籠もって黙々と作業をすることが多く、もっと自然に触れる仕事がしたいと転職を決意。神戸で木工の仕事を経験し、山梨の森林組合で林業に関わりました。

―多様なお仕事を経験されているんですね!生活拠点を変えるということにはあまり抵抗がなかったですか?

はい、拠点を変えることへの抵抗はありませんでした。鹿屋に住むおじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんが一人になったことがきっかけに鹿屋への移住を考え始めました。ちょうどその頃に妹から鹿屋の地域おこし協力隊募集の情報を聞きつけて、応募してみようかなと。子供の頃から何度か帰省で訪れていたので愛着がありましたし、全然抵抗はありませんでした。

―そんな経緯で鹿屋市の地域おこし協力隊に就任されたんですね。地域おこし協力隊ではどんなお仕事をされていましたか?

高隈地区を担当し、伝統行事や地域のイベントに携わったりしました。印象的だったのは台風の上陸で河川の氾濫など地域が大きな水害にあってしまったことですね。林業に従事した経験から災害で出た流木の活用を検討したり、これまでの経験が少しでも役に立てたかなと思う出来事でした。

―そういった活躍があって、ユクサ立ち上げ時に白羽の矢が立ったという感じですか?

いえいえ(笑)たまたま市内のスナックで飲んでいるとき、隣に座っていたのがkatasudde(ユクサ運営会社)役員の大地山さんだったんですよ。菅原小再生の話は当然耳には入っていましたし、興味深いなとは思っていましたが、きっかけは本当に偶然で。そこからはなんだかトントン拍子で話が進み、気づいたらマネージャーという立場で運営がスタートしました。

―ドラマのようなご縁ですね!神様の思し召しのような‥(笑)普段はどんなお仕事をしていますか?

フロント・予約対応・行政との調整・その他運営に関わること全般、正直仕事が多岐に渡っていて目が回りそうです(苦笑)。夏場のキャンプ場の草刈りなんかは暑くてめちゃくちゃ堪えますよ。暑さが堪えるっていうものありますが、自分がキャンプが大好きなので、テントを張って自然を満喫さてれているお客様が羨ましくて仕方がないです(笑)。

▲フロントで予約状況を確認する繁昌さん。「屋内と外を行ったり来たりしてるので、常に帽子を被ってます(笑)」。事務作業の傍ら来客があると、手を止めてにこやかに対応します。


―あぁ‥それは確かに究極の苦行かもしれませんね(苦笑)。逆にやりがいを感じる瞬間や充実感に満たされるのはどんなときですか?

毎週末ご来場くださるような常連客の方もいらっしゃって、顔馴染みになってコミュニケーションが図れることですね。先日開催したキャンプバザールもお客さんとの他愛もない会話から「やってみましょうか!」と生まれたイベントなんですよ。あとは、学校行事の一環として利用していただいたり、スポーツ少年団の合宿で利用していただいたり、もともと学校だったこの場所に子どもたちの声が賑やかに響き渡るのは本当にとても嬉しいことだなぁと。そういうときはどれだけ忙しくても、心が満たされます。

―なんだかじんわり心が温まります。宿泊業ということで、やはり昨今のコロナ禍では大きな影響があったのではないでしょうか?

ユクサが立ち上げ4年目なんです。1年目はもう何もかもが手探りで、認知度を広めることに奔走していました。そして迎えた2年目にはユクサに繋がる県道が土砂崩れでスタッフさえもアクセスが困難になるような豪雨災害に直面しました。復旧作業が落ち着いて、さぁこれからまた頑張るぞ!というときにコロナがやってきて、年間の半分くらいは休館になってしまいました。どうしようもないような困難でしたが、休館中はスタッフ間でミーティングを重ね、校庭をキャンプ場として整備し【泊まれる学校】というもともとの宿泊施設としてのコンセプトに加えて【校庭でキャンプができる】という付加価値を創出することができました。お陰様で全国放送のテレビで取り上げていただいたり、数々の専門誌で紹介していただくことで認知度がぐんとアップした手応えは感じています。また、コロナが蔓延し始めた当初は県外への往来自粛が呼びかけられたこともあり、県内からの来館や問い合わせが増えたなという実感もあります。

―大変な状況は今も続いていると思いますが、ピンチをチャンスに変えながら一歩一歩前へ、という感じですね。

そうですね。早くコロナが落ち着いて、県外の方たちや海外の方たちにもユクサの素晴らしさを知ってもらいたいなって思います。

(と、ここで市役所の職員さんが来館。ユクサがある菅原地区の空き家解体作業に取り掛かっている中で、道具の使い方がわからず、繁昌さんに助けを求めにやってきたそう)

▲丸鋸の使い方を丁寧にレクチャー。単なる使い方だけでなく、事故防止のポイントなど、いかに安全に作業を進めるかというところまで抜かりなくアドバイスするところに、繁昌さんのハートフルな一面を垣間見ました。

―ユクサだけじゃなくて菅原地区全体のスーパーマンですね(笑)。本当に頼りにされてるんだなぁと。

いやいや、そこはもう持ちつ持たれつ、地域の人たちの協力や理解があってこそのユクサだなと思っています。ユクサはこの地区の指定避難場所にもなっているんです。エンターテインメント性を高めてお客さんに楽しんでもらうことはもちろんですが、地域に開かれた公的な場としての役割や菅原地区全体の活性化というのも大事な課題だと思って取り組んでいます。森林組合も地域との関わりが密接でしたし、地域おこし協力隊で得た経験などを活かせたらいいなと。いろんな人との関わりを持つ中で、心や人間関係が外に外に向かっていく開放感が心地いいなぁとか面白いなぁって感じますね。

―これからの菅原地区とユクサの発展がますます楽しみですね。運営会社の株式会社katasuddeは地元のまちづくり会社・大隅家守舎と、東京の設計事務所・ブルースタジオが設立した会社ですが、距離を超えて一緒にすることで大変なことはありませんか?

今はオンライン会議が当たり前にできる時代ですし、特別不便に感じることはないですね。自分たちも一緒に仕事をしていて刺激的だなと思うことが多いですし、日本各地・世界各地からお客さんを招く施設として、第一線で活躍する人たちの意見はありがたく、良いタッグを組ませていただいているなぁと感じます。

▲コロナ禍で当たり前になったオンライン会議のワンシーン。資料や画像も共有できて、物理的距離の不便さはほぼ感じないそう。

―確かに県外からの視点、というのは運営する上で大事なスパイスになっているのかもしれないですね。お休みの日はどんな風に過ごしていますか?

それが、休みの日もユクサにいることが多いんですよ(笑)。普段お客さんを羨ましいなぁと思いながら働いているので、休みの日は自分もここぞとばかりに、自然に向かって体と心を開放しています。幼稚園に通う娘がいるんですが、娘もユクサが大好きで。しょっちゅう連れてきて、一緒にカヤックをしたり釣りをしたり、満喫していますよ。

▲娘さんとユクサキャンプ。小さいながらもペグ打ちなどテントの組み立ても楽しんでお手伝いしてくれるそう。娘さんとユクサを満喫している様子は過去のブログでもご紹介中!

移住の決め手は何ですか?《余暇の過ごし方編》


―休日にお子さん連れ出してくれるのは妻の立場としてとてもありがたい~。お子さんもパパと自然の中でデートできて嬉しいでしょうね。

僕が基本的に週末は仕事なんですが、イベントがあるときは妻が休みの娘を連れてユクサに遊びに来ることもありますよ。僕の職場が家族にとってのリフレッシュの場所になってる感じですね。ちょっと特殊すぎる環境かもしれません(笑)

―それは本当に特殊ですね。でも仕事と趣味が結びついて、公私共に相乗効果が生まれるのでは?

ユクサのスタッフは自然が好きな人ばかり。みんなで情報交換するのが楽しんですよ。年齢も性別も超えて、共通の話題で盛り上がれるのは嬉しいことです。

―今、絶賛スタッフ募集中ですが、どんな人と一緒に働きたいですか??

施設の特性上、力仕事を要する部分もありますし、逆に柔軟性や繊細な気付きを求められる場面もあって、どんな人!っていうのはちょっとむずかしいんですが‥アウトドアやDIYが好きな人にはきっと楽しんで働いてもらえる環境だと思っています。最近ちょっと思うのは、若い世代の人たちに刺激をもらいながら仕事をするのも楽しそうだなぁって。宣伝や広告もSNSが主流の昨今、情報発信や情報収集が得意な人が一人いると心強いなと思いますね。

―新たな仲間を迎えてますますパワーアップするユクサが楽しみです!ぜひ気軽に問い合わせてみてほしいですね。たくさんお話を聞かせていただいてありがとうございました。

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