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修学旅行レポート(廃校活用×海×SDGs)

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ユクサ代表の川畠です。
3月に中村学園女子高等学校の皆さまがユクサおおすみ海の学校を修学旅行でご利用頂きましたので、その模様をレポートしたいと思います。
今回の修学旅行は施設としての受け入れだけではなく、修学旅行全体のコーディネートもお手伝いさせて頂きました。

来て頂いたクラスは社会課題解決などを学ぶコースの子達であり、「SDGsを九州の中で学ぶ」をコンセプトとした修学旅行についてのご相談があったので、NPO法人薩摩リーダーシップフォーラム SELFの理事で環境学博士の大岩根尚さんに今回の修学旅行の全体コーディネートをお願いしました。※ユクサ代表川畠もSELFの理事を務めています。

大岩根さんを中心としたコーディネートメンバーは中村学園の先生と旅行代理店と事前に数回にわたるミーティングを経て、今回の修学旅行の全体を設計するとともに、オンラインにて事前授業も行いました。

なお、福岡→熊本→霧島→鹿屋→大崎→宮崎→福岡のうちの鹿児島2日間は大岩根さん含めたサポートチームも帯同されました。
前日には霧島にてSDGsカードゲームを開催、また日当山無垢食堂ではふるかわりさん(SELF代表理事)からの講演と豆腐づくりのワークショップを開催されたそうです。

お昼すぎにユクサに到着、チェックインの後、体育館にて菅原小学校を廃校活用したこのユクサおおすみ海の学校のプロジェクトについての説明、
合わせて、菅原地域づくり協議会として地域活性化の取り組みについてもお話しさせて頂きました。どの生徒さんも真剣な表情で聞いてもらっていたのが嬉しかったです。
ユクサでは「廃校活用」と「地域創生」を実践している場として、SDGs教育旅行の訪問先としてニーズが増えているのを感じています。
廃校活用レクチャー

この日はあいにくの雨模様。元々プログラムに組まれていたシーカヤック体験は無理せず本当にやりたい希望者だけでやりましょうということになったのですが、予想以上にやりたい人が多い!やる気がすごい!!なお、翌早朝のシーカヤックツアーもセッティングし、希望者は二手に分かれて開催することにしました。
まずは体育館でパドラーズの安藤さんよりパドリングのレクチャー。パドリング練習

そして、海へ。風向きを配慮し、この日はユクサのビーチではなく、荒平天神側のビーチよりエントリー。(ユクサより歩いていけます)
シーカヤック

波の影響を受けづらいテトラ内側を進みます。もちろん、パドラーズ安藤さんの元、複数のガイドにより安全面には充分に配慮して開催しています。
最初苦戦するも、皆さんコツをつかみ、しっかりとパドリング。目指すは荒平天神!
シーカヤック

そして、シーカヤックに行かなかった生徒さん達は校舎内で自由時間を過ごされていました。
こちらのメンバーは体育館でドッジボール。その他、バトミントンやミニバス、フリスピーなど各自様々なことを楽しんでおりましたよ!
※先生、講師陣も交じっております(笑)
体育館

夕方には天気が急に回復し、期待していなかった夕日が姿を現しました!!奇跡!!
生徒の皆さんもテンションマックス!!ユクサの夕日は最高なんです。ユクサからは鹿児島の二大名山である「桜島」と「開聞岳(薩摩富士)」のどちらも観ることができます。夕陽

夜ごはんはユクサのイチオシ、大隅の幸たっぷりバーベキュー!
バーベキュー

本日の食材は南洲農場の南洲黒豚(豚バラ、ロース、ソーセージ)と鹿屋市漁協協同組合のかのやカンパチを中心に、地元のお野菜。※日によって内容は異なります
調味料は大隅半島佐多でつくられた楽塩など。

南洲黒豚は、南大隅の自然豊かな農場でのびのびと育てられ、食肉の生産、処理、加工、販売まで行うこだわりの一貫体制がコダワリ。

そして、かのやカンパチは、
◎天然モノの稚魚を、天然に近い環境(海のなかのイケス) で、丁寧に育てること。
◎海を汚さない、イワシなどの天然由来のエサを与えること。
◎出荷のときは、鮮度を保つために、船上で“活〆(いきじめ)”にすること。
というコダワリ。ユクサから見えているすぐそこのイケスで育てられています!

修学旅行=食事が美味しくない、ではなく、ユクサおおすみ海の学校ではせっかくお越しいただいた生徒さんに大隅の美味しい食を味わって頂きたいと考えております。
南洲農場

そして、食事後には振り返りのワークショップ。大岩根さんを中心に、対話を通じた一日の振り返りを毎日しています。
この時間が修学旅行の学習効果を飛躍的に高める、大切な時間です。

次の日の朝は、希望者による早朝シーカヤックツアー。
前日とは打って変わっての気持ち良い快晴!!日の出をカヤックから観るために、朝の早さにも寒さにも負けず、超やる気の生徒さん達!
この日はユクサのプライベートビーチよりエントリーです。
ゆくさ

そして、無事に海の上からご来光を望めました!!
早朝カヤック

後日、感想レポートを読ませて頂いたところ、前日の雨の中参加した生徒さん達も、早朝カヤックに参加した生徒さん達も、一生忘れられない体験になったようです。
SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」のためにも、まずは自然の偉大なる海を体験することは非常に重要だと思います。

また、雨のため開催は出来ませんでしたが、本当であればビーチクリーンと海のゴミを使ったものづくりのワークショップも開催予定でした。
ユクサの浜に流れ着いた様々なゴミを使ってアートをつくりながら、このゴミはどうやってここまで流れ着いたのか、またこのゴミが適切に処理、または発生させないために必要なことは何か、などを楽しみながら考えるプログラムをご用意しております。

最後、出発の時にはご丁寧に生徒さんからユクサのスタッフやパドラーズの皆さんにお礼を頂きました。
中村学園女子高等学校GIクラスの皆さま、ユクサおおすみ海の学校をご利用頂き、ありがとうございました!!
とても前向きで明るく、気持ちの良い生徒さん達でした!

ユクサの後は大崎町へ。
リサイクル日本一、SDGs未来都市でもある大崎町で、ゴミの埋め立て処分場、有機工場、リサイクルセンターなどを見学、ワークショップ等を開催されました。
最近は、大隅半島でユクサおおすみ海の学校と大崎町の両方を訪れてSDGsを学ぶ教育ツアーも増えてきております。

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ユクサおおすみ海の学校の教育旅行、修学旅行について

ユクサおおすみ海の学校では、旧菅原小学校を活用した滞在体験型宿泊施設として、廃校活用や地域創生に挑戦していることを活かし、様々な教育旅行や修学旅行を受け入れています。
また、ユクサおおすみ海の学校だけでなく、鹿屋市内、および大隅半島を中心としたツアーの構築なども可能です。
例えば、日本一のリサイクルの町大崎町や、平和教育としての鹿屋航空基地史料館鹿屋に残る戦跡、大隅の古墳群、内之浦宇宙空間観測所、桜島などなど。
当法人はもちろんのこと、下記協力団体と一緒に、より学習効果が高く、満足の高い教育旅行、修学旅行の実現をサポートさせて頂きます。
※料金はご要望や内容により異なります。

その他、団体予約、お問い合わせについては下記よりお願いします。

団体予約|合宿・研修・修学旅行 ご希望のお客様へ

運営仲間や家族と人生史上最高の合宿を!

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教育旅行、修学旅行のサポート体制:

◎株式会社Katasudde(カタスッデ)
※鹿屋でまちづくりに取り組んでいる株式会社大隅家守舎と、東京でリノベーションや地域再生を手掛ける株式会社ブルースタジオの役員による会社です。ユクサを運営。
出来ること:
・廃校活用、地方創生等の講師。
・ユクサを活用した様々な取り組み、ツアー
・下記団体の取りまとめ、窓口。

協力団体;
◎NPO法人薩摩リーダーシップフォーラム SELF
※ユクサ代表川畠が理事を務める。鹿児島において個人の向上を通じたSDGs(持続可能でよりよい世界を目指す国際目標)達成に寄与することを目的とするNPO団体。
出来ること:
・教育旅行、研修全体の構築、コーディネート、ファシリテーション
・理事による様々な分野の講師やワークショップ
・チームビルディング研修、ブランディング研修、SDGs研修など、様々な研修、合宿のコーディネート、ファシリテーション
・SDGsカードゲーム、レゴシリアスプレイを活用したワークショップ
・内容により、株式会社musuhi、株式会社KISYABAREEにて受ける場合があります。※どちらもSELFの代表理事が運営する法人です

菅原地域づくり協議会
※元々、旧菅原小学校に通っていた3町内会と、ユクサによる地域の活性化に取り組む地域団体。
出来ること:
・現在取り組んでいる耕作放棄地を活用した体験農場での体験(植え付け、収穫、耕作など)
・今ある地域課題を地域住民と一緒に考えるワークショップ等