言われて( ゚д゚)ハッ! っと気づけば、そうだブログ書いてないわ(汗)。ネタはあれこれ作っていたものの、書かなければ形にならんですね。
ということで、陸っぱり(釣り用語で陸から釣ること)釣りが好きな私が、寒い時期の釣りメシがカップ麺ばかりになりつつあることを危惧し、「何か簡単で暖かなメシはできないか」とあれこれ考え試作してました。
特に寒い時期は車横付けで港から長時間釣りをすることが多く、食事は毎回悩みどころ。キャンプ用具を使って火は使えるけど、お湯を沸かして麺類が手っ取り早いのでついそればかり。港に着いて釣り開始後はあまり調理してる時間も取れずだし。車中泊フィッシングの時だけはフライパンですき焼きや鍋物を作って食べるなどはするも、コンビニでお弁当買っても現地で温められないのでおにぎりばっか。
それはそれで美味しく楽しいのだけど、せっかくキャンピング仕様にした車で釣りしているので、もう少し暖かい美味しいご飯が食べたいなと考え、「ホットサンドメーカー」を使った簡単料理を試行錯誤中。
今回は鹿児島県/かごしまジビエフェア2021にちなんで「アウトドアホットジビエランチ」を作ってみました。
(かごしまジビエフェアに関する詳しい内容は,南日本リビング新聞社「かごしまジビエフェア特設Webページ」にて。https://mrs.living.jp/kagoshima/a_feature/topics/4456577(外部サイトへリンク)
さて今回のメインは県産のイノシシ肉(バラ肉)をチョイス、これを美味しく焼く簡単ランチを作ります。
釣りメシの条件として、
①調理器具、食器は最低限しか使わずパッとできる
②暖かいご飯であること
③火にかけておくだけなど簡単
④味付けは事前にできている
⑤急に魚がHITして目を離しても失敗しにくい
などなどのハードルを越えつつ、あったかくてウマいメシになることが求められるのであります。今回は試作なので家で焼いて食べますが、外で調理できるように考えた仕様です。
まずはバラ肉を食べやすくカット。イノシシの脂身は固くしっかりとしていて、特に外側は切るのに力が要るほど。よく切れる包丁で切らないとね。
パッと焼いても食べやすい柔らかさになるよう、常温に戻した肉を「大根おろし」に15分ほど浸します。大根は肉がひたひたになるくらいの量を投入し混ぜ合わせる。
かれこれ35年くらい使ってる「銅のおろし金」。手作りなので切れなくなったら目立てで蘇る逸品。
漬け込み液は特別なものでなく、料理酒、みりん、しょうゆ2種、しょうが、にんにく、オイスターソース(画像にないけど)、アウトドアスパイスの「ほりにし」を混ぜておく。エビスはお肉と私の胃袋に適量混ぜる。これってジンギスカンのタレ配合なんですけど簡単で旨いです。
今回はイノシシ肉なので臭み消しに牛乳も混ぜ込みました。15分後、ザルで余分な水分を切る。
さらに美味しくしてくれる玉ねぎもスライスしてボールに投入。混ぜ合わせたタレに漬け込んで30分位寝かせます。
出来上がった漬け込みジビエバラ肉はジップ袋に入れて保管できます。冷凍しておいて釣りに持っていけるようストックも出来るかな。オリーブオイルを引いたホットサンドメーカーに冷ご飯、肉、長ネギやブナシメジなどの野菜をトッピング。
蓋閉めてカセットコンロで焼きます。弱火でじっくり放っておくだけの調理。
ちょっと開けて様子見。この時点でいい香り。このホットサンドメーカーは浅いので汁気が漏れてしまうのが難点か。
合わせ目部分から肉汁が出てしまう。ま、ソト調理では問題ないか。
ひっくり返してもう片面にも火を通す。ちょっと開けてみて進捗状況の確認。片面5分ずつ、10分ほど焼けばしっかり火が通りました。
焼きあがったので食卓へ。これで1人前の分量。
いざ実食。自分で言うのもなんだけど「こーれはウマい😋」。イノシシの臭みはほぼ無くてニンニクショウガのパンチが効いて甘辛のタレが食欲をそそる。やっぱこれは長く北海道に住んでいたならお馴染みの「ジンギスカン」に似ているじゃないか。脂身のちょっとコリコリした食感もアクセント。ネギやキノコに味付けてないけど甘みたっぷりだよ。
こういう焼きメシの楽しみはやっぱり「おコゲ」。タレが絡んで香ばしく、夢中で食べてしまいました。肉に近い部分のご飯はリゾットのようにもなっていて、寒い冬にあったかランチをおソトで簡単に食べられる目標は達せられそうです。
(豚肉や鶏肉などでも同様にできるからね)
ジビエってお肉の処理状態が良ければ調理次第でとっても美味しく食べられますね。いや本来高級肉ですもん。機会があったらぜひお試しを。
そしてホットサンドメーカーを使った「あったか釣りメシ」の開発は続く……。 byニッシー